【声明】欠陥機オスプレイの東京・横田基地への配備通告に抗議する

 米空軍特殊作戦部隊のCV-22オスプレイは、4月に一時立ち寄りとして5機が初飛来してから、約5ヶ月が経過しようとしています。6月下旬からは横田基地に約1ヶ月半連続で駐機し、離着陸の合計は120回を超えています。米軍は「一時的なもの」と周辺自治体には説明しましたが、それをなし崩ししながら事実上の配備状態を続けてきました。そうした状況のなかで、在日米軍は、5機のCV-22オスプレイを本年10月1日に横田基地に配備する旨を、北関東防衛局に通告していたことが、本日明らかになりました。

 横田基地周辺3㌔圏内には小・中学校だけでも30校以上もあり、周辺には51万人が暮らしています。こうした住宅密集地上空で夜間にかけて頻繁に旋回飛行を行ない、機体をかなり傾けた旋回や滑走路などで接地直後に上昇するタッチ・アンド・ゴー訓練など米国本土では考えられないような極めて危険な訓練が行われていることが確認されています。このたびの正式配備通告は、こうした問題を常態化するものであり、断じて許すわけにはいきません。怒りを込めて抗議し、配備そのものの撤回を強く求めます。

 米海兵隊のMV22オスプレイは2016年12月13日夜に、沖縄県名護市安部集落の沿岸に墜落、大破する事故を起こしています。8月14日には、MV-22オスプレイが奄美空港と米軍嘉手納基地に相次いで緊急着陸しています。最近5年間のオスプレイの事故率は、3.44件と1.93件(5年前)の倍近くになり、飛行時間が増えれば事故率が減るという政府の説明の裏付けは崩れており、オスプレイの構造的な欠陥が浮き彫りになっています。横田基地に配備するCV22オスプレイの事故率は普天間基地配備のMV22オスプレイ以上に高く4.86件に及びます。日本政府はCV22について、MV22と同じ機体構造だから安全と説明してきましたが、全く根拠がありません。正式配備は墜落の危険をいっそう増大させるものであり、断じて認められません。

 すでにオスプレイ配備に伴う被害は東京ばかりでなく、首都圏周辺にも及んでいます。

7月2日には所沢通信基地(埼玉県所沢市)、大和田通信所(東京都清瀬市、埼玉県新座市)での離着陸訓練を無通告で実施し、東富士演習場では7月16日以降、毎週、訓練の実施が周辺自治体に通告され、飛行や離着陸を行っています。

 7月5日には群馬県太田市で住民が飛行を目撃。長野県でも17日に塩尻市上空を飛行している写真を地元紙が報道するなど、離着陸を実施した施設周辺以外の地域にも飛行が広がっています。

 広く関東甲信越の住民が爆音被害や墜落の危険性をさらされています。これら飛行訓練はいずれも沖縄・嘉手納基地所属のオスプレイが、岩国基地、厚木基地、三沢基地などを使用しながら実施しているものであり、日米安保体制のもと、日本全土が米軍の訓練地として好き勝手に使われている実態を浮き彫りにするものです。今回のCV-22オスプレイの横田基地正式配備はこうした状況をさらに深刻化させるものであり、平和憲法を有する日本の主権を踏みにじる暴挙です。

 日本政府はCV-22オスプレイ配備の最大の根拠に「我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す」ことをあげてきました。しかし、北東アジアの平和構築の流れはこの間の北朝鮮と韓国の首脳が署名した「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に表れており、米朝会談での共同声明でも、両国の平和構築と朝鮮半島の完全な非核化に向けた断固とした揺るぎない決意を確認しています。こうした平和的な情勢の変化は、CV-22オスプレイの横田基地配備の必要性を失わせています。

 私たちは、日本政府及び在日米軍に対し、横田基地への特殊作戦機CV22オスプレイ配備を撤回するよう強く求めるとともに、朝鮮半島の緊張緩和の情勢のもと、北東アジアにおける平和的秩序こそ建設すべきであることを求めるものです。

私たちは、10月27日に「横田基地にオスプレイはいらない!10・27東京大集会(仮称)」を福生市・多摩川中央公園で開催する予定です。東京にもどこにも欠陥機オスプレイはいらない、米軍基地はいらない、平和な世界を築いていこうとの声を広げ、ひきつづき奮闘する決意です。

以上

2018年8月22日 オスプレイ反対東京連絡会

 


米軍横田基地(東京・福生市ほか)では、住宅や学校・保育園などが密集する真上で、毎日のように夜間・低空飛行やパラシュート降下が行われており、住民が長年爆音や墜落の危険にさらされています。多くの住民が「爆音はとても迷惑」「すでに事故が起きている。やめてほしい」「おだやかな空を返してほしい」と願っています。

 

2018年4月3日、在日米軍は、2019年10月~2020年9月に配備を延期するとしていたスケジュールを変更して、米空軍CV-22オスプレイの横田基地への配備を明らかにしました。昨年発表したスケジュールを前倒し、4月5日に横田基地に飛来。訓練後、今年の夏頃に正式配備すると一方的に発表しました。さらに、数年かけて段階的に計10機450人を配備するとしています。

 

欠陥機オスプレイは、一昨年12月の沖縄県名護市沿岸での墜落事故の記憶も新しく、その後も重大事故が相次いでいます。横田基地に配備されれば、関東一円で危険な訓練が行なわれ、学校や保育園、福祉施設、病院や住宅が密集する首都東京に配備することは、都民のいのちと安全をいっそう脅かすもので絶対に許されません。また、CV-22オスプレイは敵地深くで、ひそかに破壊工作や対テロ作戦などを展開する特殊作戦部隊を潜入、脱出させることなどを任務にします。日本と世界の平和を脅かす存在であり、この点からも配備は許されません。

 

私たちは、今回のCV-22オスプレイの飛来・訓練、配備増強の計画について、広く市民と団体、政党・会派、さらに行政と共同して配備撤回を求めます。


WHAT's NEW!(新着情報)




4/16配備反対緊急院内集会

日時・会場 4月16日(月)13:30~15:30(開場13時)

衆議院第一議員会館・地下1階・大会議室(300人)

内 容

(第1部)緊急報告と決意表明、政党から連帯のご挨拶

(第2部)ミニトーク企画「オスプレイ来るな/基地を知る者の“怒りと声”」

●映画「大和(カリフォルニア)」ダイジェスト版上映

●トーク/宮本徹衆議院議員、宮崎大祐監督、岡田尚子さん(新婦人都本部)

主 催 オスプレイ反対東京連絡会

 

ご存じですか?オスプレイ

墜落をまねく重大欠陥、覆いかぶさるように襲う爆音、暗殺・拉致のための特殊作戦機…危険なオスプレイの実際をぜひ知ってください。

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